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 江戸時代の町並み 奈良町散策(2006.07)
  猛暑です。。。
今日は前から気になってた奈良町に行ってきました。
秋に兵庫に引っ越す予定やから今のうちに大阪近辺の観光を行けるだけ行っとこう!と思いまずは奈良へ。
車の旅がほとんどの我が家ですが、調べてみると電車で1時間。おまけに定期があるから電車代も片道450円。ということで、珍しく電車の旅となったのでした。JRで行ってんけど、JR奈良駅は只今改装中。レトロ建築なJR旧奈良駅は取り壊さずこのまま保存されるそう。

まだ7月やのに、この日の最高気温は34℃。
寝るときも朝までエアコンつけっぱなしの私としては、こんな気温の中、散策するなんて絶対無理!!って思っててんけど、引っ越しまでにあんまし時間がないんで、ここは頑張ろう!!o(^o^)o


      JR旧奈良駅
  三条通り〜餅飯殿通り
JR奈良駅を出発して、まずは三条通りを東へ行きます。
三条通りは春日大社への参道でもあり道の両側にお店がいっぱいあります。日曜・祝日は歩行者専用道路になるから歩きやすいですよ。

ここには食べ物から品物まで奈良の特産品のお店がいっぱいあります。有名な老舗の本店もあり、お土産探しにはピッタリのところです。
私がまず行ったのが、あぶらとり紙の専門店「ひより」の総本店です。
全国にお店があって、金箔打製法で作られたあぶらとり紙で有名なお店です。
普通のあぶらとり紙はもちろん、香りつきのものや、肌に合わせてシルクやアロエエキス入りのものも選べます。
そして是非是非買っておきたいのが奈良限定パッケージ!!
中のあぶらとり紙は普通のと変わらへんねんけど、パッケージがかわいい!!旅行の記念にもなるし、私も自分用とお土産用に買いました。
そしてダンナは前から欲しがってた携帯クリーナーを購入。クリーナーの部分は汚れたら洗うこともできる優れもの。私の携帯に付けても似合いそう。( ̄ー ̄)


      ひより総本店            携帯ストラップ          奈良限定パッケージ♪
すでに汗だくやったけど、ひよりで買い物をして少し汗もひいたところで奈良町をめざし出発です。
ここからは三条通りから餅飯殿通りという南北に通る商店街を歩いて行きます。この商店街は屋根がついてるから暑さも少しマシです。ふぅ〜

ここでもう1軒お薦めのお土産屋さんをご紹介。
餅飯殿通りの1本東の今御門通りを南に行ったところにある「田村青芳園茶舗」。
名前の通りお茶屋さんです。
店内に入るとお茶のいい香りがして、暑さも忘れるくらいの爽やかさ!ここでのお目当ては奈良名物の茶粥が作れる茶粥セット。ほうじ茶と緑茶の2種類があって、どちらも500円。安い!!
セットには茶粥用の茶葉とティーバック・レシピが入ってます。お店のおばちゃんも作り方教えてくれて、とっても親切でした♪これ1つで10回は作れそーな感じ。
店内には計り売り用の茶葉がいっぱい並んでて、使ってる道具も昔ながらのものばかりでどれも味があっていい感じでした。こういう歴史のあるお店好きです。

  
    田村青芳園茶舗             茶粥セット

  奈良町
いよいよ奈良町に到着です!!あ〜もう暑くて歩けん・・・。(+_+)
奈良町っていうのは、実際に「奈良町」っていう地名があるわけではなく、元興寺っていうお寺の界隈の通称なのです。
このあたりは白塗りの壁に格子戸・虫籠窓と江戸時代からの町並みが残るエリアです。軒に下がる身代わり猿っていうこのエリアならではの魔よけのお守りもカワイイ♪
 
  赤い身代わり猿のお守り                              着物の似合う町
 
    猿の置物もいっぱい        悪魔払いのしょうきさん      

                          FM局も!!            レトロな銭湯の看板
  ならまち格子の家
奈良町には無料で公開してる施設がいくつかあって、その中でも1番有名なのが奈良町の伝統的な町屋を再現した「ならまち格子の家」です。
このあたりの家は間口が狭く、奥行きが深いという特徴があります。これは昔、間口の幅に対して税金がかけられていたため、税金対策としてこのような形になったそうです。
この町屋の特徴は、まず家の名前にもなってる格子。外からは見えにくく、中からは外の様子がよく見えるというもの。風や光をとり入れるのにも役立ってます。
そして土間部分は吹き抜けになっていて、上部には明りとりの窓がつけられているので、両側に家が隣接していても光を確保することができます。
そして縦長の敷地のため庭は中央に中庭として設けられています。中庭の横には渡り廊下があり、奥には離れや蔵があります。

家の造りもいい感じやけど、部屋に置かれてる道具1つ1つも魅力的。
中でも本物の「箱階段」見たのは初めてで、ちょっと嬉しかったです♪しかもここを登って2Fに行くこともできるんです!


                        格子窓から外を望む             箱階段


   吹き抜けの土間           中庭

  庚申堂・奈良町資料館
次は奈良町の中でもディープスポットの庚申堂&奈良町資料館。
ここには「身代わり猿」と言われる赤色の猿の人形がいっぱいまつられてます。ちょっと数が多すぎて不気味やけど、サルボボみたいなこの人形が可愛くって、私的にはかなり気になってたところです。

庚申堂は江戸時代から続く庚申信仰の拠点で「庚申さん」と親しまれ青面金剛像吉祥天女・水子地蔵・千体地蔵が祭ってあります。お堂にたくさん吊るされている「身代わり猿」は魔除けのお守りで、災難が家の中に入ってこないように、このあたりの家で軒先にも吊るされています。
庚申さんの使いである猿をかたどったもので、町のあちこちにはこの身代わり猿の他にも猿の人形が軒に飾られてたりします。

そしてこの身代わり猿を購入することができるのが、奈良町資料館。
奈良町に伝わる古い看板や道具が展示されている資料館なんですが、この日はあいにく休館でした。
ここの軒先にもたくさんの身代わり猿が吊るされてます。


       庚申堂

     奈良町資料館                              
背中に願い事を書くと叶う
  飛鳥・奈良時代の瓦が残る元興寺
奈良町にある世界遺産のお寺 元興寺。

6世紀末に建立された日本最古の寺といわれる法興寺(飛鳥寺)が移築され元興寺と名を改めたのが始まりといわれてます。僧坊・極楽坊の瓦は「行基葺き」といわれるもので、飛鳥時代・奈良時代の瓦が今も残っているのです。( ̄□ ̄;)
境内にはたくさんの石仏が並んでいて、ちょうどこの季節はキキョウが満開でキレかったです♪(*^-^*)


 
  cafe 界
そろそろお昼ご飯を・・・ということで行ったのが、「界」というカフェ。
奈良町には町屋を改装したカフェが至るところにあって、どこも可愛くってどの店に入るか決めきれないほど。
どのお店も黒米や玄米を使った健康的なメニューが多かったです。

今回私達が入ったのは、下御門通りから奈良町に入ってすぐのところにある「界」というお店。
町屋も捨て難かってんけど、開放的でめっちゃおしゃれな外観に惹かれてこのお店にしました。
お店に入ったのは14時過ぎくらいでランチにもお茶をするにも微妙な時間やったにも関わらずほぼ満席。入れ替わりお客さんがどんどん入ってきてました。
ダンナはランチセット・私はケーキを頼みました。ランチはスープ・サラダ・ご飯がついて800円。200円プラスするとドリンクやデザートがつけれます。
味もおいしかったし、お店の雰囲気もよくって、当たり♪でした。


                       かぼちゃのチーズケーキ       冬瓜とひき肉のランチ
  猿沢池と興福寺
暑さでぐったりやったけど休憩もしたし、日差しも少し弱まってきたかなぁ〜って感じなので引き続き観光。
次に向かったのは猿沢池。
この猿沢池から興福寺の五重の塔を眺める景色は奈良で1番有名な絶景ポイントじゃないでしょうか。
池の周りの柳並木と五重の塔が古都って雰囲気を一層高めてくれていい感じです。
池には亀がいっぱいいて、丸太の上には甲羅干しをしてる亀も。
池の周りにはベンチもあるんで、ゆっくりそ座ってこの景色を眺めることができます。
東大寺に向かう途中、浮見堂に寄り道。

奈良公園にある鷺池に浮かぶ檜皮葺きの八角堂形式(六角形)のお堂です。
東大寺から少し離れたところにあるから、人も少なくってとっても静かです。
桜や紅葉の季節、「ライトアッププロムナード」期間中はさらにキレイな風景を見ることができます。

  大仏さん!!
ラストは東大寺参拝。これももちろん世界遺産。
春日神社にも行きたかったけど、もう体力がなくって東大寺だけ行くことにしました。(+_+)

相変わらずの鹿の大群です。動物嫌いの私は近寄ってこーへんか心配で気が気じゃない!!( ̄◇ ̄;) 
餌を持ってたらすっごい群がってくるねんけど、持ってなかったら近寄ってくることもないけどね。
大仏殿へ向かう道も鹿だらけ。もちろん糞もいっぱい。(-_-;)
常に掃除をしてくれてるけど、それでも間に合わないほどの量です・・・。


                           水浴び中              参道も鹿だらけ
境内に入る時にまずくぐるのが南大門。歴史の教科書にも出てくる有名な門ですね。
鎌倉時代に造られたものが現存しているので、かなりの貫禄があります。近くで見ると年季の入った木材に圧倒されます。
そして南大門の左右にあるのが、これも有名な金剛力士象。デカイです。

    東大寺参道の様子

     東大寺南大門
ここから先は拝観料500円を払って、大仏殿へと行きます。
大仏殿に入るのは小学校の修学旅行以来。(^-^)

大人になってから見てもやっぱりデカい。
そして有名な鼻の穴くぐり。
大仏殿内の柱の1本に穴があいてるねんけど、これは大仏さんの鼻の穴と同じ大きさなんです。
これをくぐると無病息災のご利益があるらしいねんけど、どうみても子供サイズ。大人は女の人でもなかなかくぐられへんのんちゃうかなぁ〜。


        大仏殿                                   鼻の穴くぐり
  柿の葉寿司
最後にお土産に奈良名物の柿の葉寿司を買って帰りました。
江戸時代頃から吉野地方で作られていたもので、海から遠い吉野で塩詰めされて運ばれてくる魚をおいしく食べるために考えられた料理だそうです。
柿の葉っぱで包んでるのは、手近にあって包みやすい大きさであったのと香りに癖がなかったからだそう。
現在は科学的に食品の保存に有効であると証明されているそうです。

押し寿司のようなもので鯖と鮭の2種類があるねんけど、私は鯖の方がおいしいと思います。お酢の味がより合うのは鮭より鯖かな〜。
一口サイズで食べやすく、ほんのりと柿の葉の香りもしておいしいですよー♪(^O^)

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